『一円を笑う者は一円に泣く』

こんなことわざは今や違う意味になってしまっているのでしょうか。

今年に入って各金融機関が効果の利用手数料を上げています。
理由は硬貨を数える機械のメンテナンスや消毒などのコストがかかるからという。

取り扱いに手数料がかかることは仕方のないことなのかもしれませんが
一番手数料を抑える方法を考えるのが経営者として唯一出来ることです。

それで僕がたどり着いた答えは硬貨を1000枚ためてゆうちょ銀行に持っていくこと
その手数料が1100円です。

一円玉1000枚なら100円の赤字という計算です。

そこでゆうちょのコールセンターに問い合わせてみると
1100円の手数料に関して硬貨の枚数の制限はないと確認しました。
あえて聞きました「一円玉1100枚で払ってもいいんですか?」
電話窓口の男性は即答で「もちろん大丈夫ですよ」と。

これは最も硬貨を無駄にしないベストな扱いかと思います。

あくまで金融機関での話で、コンビニや商店街などで硬貨が必要な店主と交換するというニュースもありましたから、方法はいくつもあると思われます。

そして、実際にゆうちょの窓口に持っていきました。
硬貨1000枚が溜まるまでに集まった一円玉は300枚ほど、
そこに50円玉などをたして350枚ほどの硬貨を手数料として窓口に置いてみました。

「え…。」
ゆうちょの窓口の女性は固まってしまいました。
局長が不在という事もあり、コールセンターに電話をしたりコソコソと職員同士で相談すること
なんと約30分。

(なんか、アカンことしてる気分)


散々待たされた挙句、完全に迷惑そうな顔をしながら
「今回は受け取りますけど、現場判断で断っていいことになっているので、
次回からは場合によってはお断りさせていただきます」

と言われてしまいました。

現場判断で硬貨の取り扱いを断る場合は、そもそも最初の1000枚を受け付けるかどうかで返事せえ!
と心では思っていましたが、
この時はコールセンターで問い合わせた結果問題ないといわれたことを告げて帰りました。


一円を笑うとは一円を粗末に扱うことを言った諺なのでしょうが
いまや、粗末に扱うどころか、迷惑そうに扱われる始末。



一円玉が何枚あっても寄付するなら手数料かからないのですが、
この調子では寄付するといっても迷惑そうな顔をされそうです。

このイヤーな気持ちどこに向ければいいのでしょうね。